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平成23年5月~7月
医師不足の状況などを把握分析するためヒヤリングを実施しました。病院の特徴、他病院との連携、診療科別の医師の充足状況、研修医および若手医師の受け入れ体制についてお訊ねしました。同時に病院の概要や診療体制に関するアンケート調査、専門医の配置状況等について調査を行いました。
平成23年8月4日、9月14日、10月6日、10月25日、2月21日(5回)
学内委員による運営会議を立ち上げ、県と協議しながらキャリア形成について検討を行いました。
県民医療を担う県民医療枠の学生を主な対象とした専門医養成コースと、地域医療枠の学生を対象とした総合医養成コースを設置することが決まりました。
※コースのモデルイメージ
平成23年8月24日、25日(2日間)
すさみ町、田辺市、白浜町において病院研修を行いました。医学部4年生19名(県民医療枠11名、地域医療枠4名、一般枠4名)が参加しました。南和歌山医療センター、紀南病院、すさみ病院、白浜はまゆう病院をグループごとに見学し、講演会および「卒業後9年間の研修でやりたいこと」についてディスカッションを行いました。
平成23年8月20日
地域医療支援センターの情報発信活動として、和歌山県立医科大学医学部オープンキャンパスに参加しました。ひとりでも多くの方に地域医療に興味を持っていただき、和歌山県の医療を担う意気込みを持って本学を志願していただけるよう、高校生の皆さんに地域医療の魅力をアピールしました。170名に参加していただきました。
平成23年9月14日、10月4日、12月27日、平成24年2月14日、3月27日(5回)
医師が不足している病院を支援することを目的とした会議を開催しました。
緊急的医師不足による診療応援の要請に対し、医師を派遣することを決定し、派遣を行いました。
・杭ノ瀬診療所・・・のべ35名
・那智勝浦町立温泉病院(災害派遣)・・・のべ12名
・高野山病院当直応援・・・のべ6名
2月14日の会議では、那智勝浦町立温泉病院新病院建設計画について、那智勝浦町長、温泉病院事務担当者を招き、県も交えて意見交換を行いました。
平成23年12月3日、4日(2日間)
筑波大学 前野先生をディレクターに迎え指導医講習会を実施しました。
臨床研修指導医の資質の向上および臨床研修を行う病院における適切な指導体制を確保するため、国の指針に則った講習会を開催し、39名が受講しました。
平成23年12月19日、12月22日、平成24年1月24日(3回)
授業カリキュラム外に、県民医療枠、地域医療枠の学生を対象にセミナーを実施しました。
卒業後のキャリアについて、研修のプログラム案を提示しました。また、実際に第一線で活躍する医師の講演を行い、県民医療枠、地域医療枠学生に卒業後のキャリア形成について考える機会を提供しました。県民医療枠81名、地域医療枠18名が受講しました。
平成24年2月1日
三重大学医学部、奈良県立医科大学、和歌山県立医科大学の担当者と各県の医療政策担当者が集まり、地域枠の学生に対する取り組みについて意見交換を行いました。当初、平成23年9月19日、20日に予定されていましたが、台風12号被害のために中止となり、2月にコーディネーター会議のみ開催しました。平成24年度は、3大学地域医療枠生の交流を図るため、合宿等を予定しています。
県内病院と連携し、地域医療枠・県民医療枠の卒後研修のサポートとして活用できる遠隔支援システムについて現在検討しています。26年度から遠隔診療支援、遠隔外来、遠隔講義聴講システムの運用開始を予定しています。
地域医療を担う若手医師の技術向上のためスキルスラボの充実を図っています。その一環として、高機能シミュレータ(SimMan3G)および新生児蘇生シミュレータ(SimNewB)を導入しました。これらのシミュレータにより、医師に必須の手技を身につけ、地域の病院で診療を行うための実践力を養うことができます。
平成24年4月に地域医療支援センターのホームページを開設しました。