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平成26年3月29日(土)
本学附属病院東棟が完成し、竣工式・内覧会を行いました。
東棟3階に地域医療支援センターが移転し、新たなスタートを切ります。
当センターでは、平成26年度よりインターネット回線を利用したテレビ会議システムを用いて、本学と県内13の公的病院を結ぶネットワークを構築し、和歌山県内の地域医療を支援します。
遠隔医療支援の主な取り組みとしては、遠隔外来、遠隔講義、遠隔救急支援などを行っていく予定です。
式典後には、国保すさみ病院と回線を繋ぎ、遠隔外来のデモンストレーションを行いました。
遠隔外来の本格稼働は本年夏頃を予定しています。
平成26年3月28日(金)
和歌山県医師会 山田 和毅 先生、和歌山県病院協会 寺下 俊雄 先生、橋本市民病院 山本 勝廣 先生、新宮市立医療センター 三木 一仁 先生にご出席いただき、「平成25年度和歌山県地域医療支援センター運営委員会」を行いました。
議題
・平成25年度活動報告について
・平成26年度活動予定について
・その他
平成26年度は、これまでの活動に加え、総合診療医取得プログラムの作成等を行う予定です。また、今年夏頃から遠隔医療支援システムが本格稼働する予定です。
当センターでは、今後も医師のキャリア形成支援、指導体制強化に取り組んで参ります。
平成25年12月7日(土)、8日(日)
初期研修医を指導する指導医養成のため、和歌山県内の病院に勤務する医師を対象とした指導医講習会を今年も和歌山県立医科大学附属病院と当センターの共催で開催しました。
筑波大学附属病院 総合臨床教育センター部長 前野 哲博先生を主催責任者に迎え、厚生労働省が定める「医師の臨床研修に係る指導医講習会の開催指針」に則った講習会として行いました。
講習会内容は、「臨床研修制度について」、「安全で効果的な臨床技能教育」、「研修医とのコミュニケーション」、「研修医のメンタルヘルスケア」など。講義やグループワークを交え2日間で合計16時間の講習を42名が修了しました。
この講習会修了者にアンケートを行ったところ、内容で特に評判が良かったテーマは「研修医のメタルヘルスケア」でした。
「研修制度や研修医のメンタルヘルスケアについて、もう少し時間をかけて聞きたかった。」、「非常に勉強になった。」、「自分一人では気づくことができないことも多く、有意義な時間でした。」等々の感想が寄せられました。
平成25年10月29日(火)15:00~
県民医療枠1年生~5年生を対象にセミナーを行いました。
今回は和歌山県立医科大学附属病院 岡村 吉隆 院長が講演しました。
また、病院見学報告会を行い、夏休み期間中病院見学を行った学生が見学の感想などを発表しました。
出席者は113名で、アンケートを実施したところ
「“自律”した、人としてもレベルの高い人間になりたいと思った」
「今の医学部のかかえる問題や、今後医学部の制度がどのように変わっていくのかを考える良い機会になった」
「(病院見学報告会について)病院ごとに特色があって、聞いていてとても興味深かった」
などの感想がありました。
平成25年9月11日(水)15:50~16:50
和歌山県立橋本高等学校を訪問し、県民医療枠、地域医療枠についての説明会を行いました。
受講者は教員の方々と生徒とをあわせて11名。
「和医大で特に力を入れている研究分野は何ですか」「島先生が医師を志した理由は何ですか」「医師になるにあたって必要な資質は何ですか」などの質問がありました。
平成25年8月22日(木)~24日(土)
病院研修は、県内へき地等の医療現場で実習を行い、地域医療の魅力や特性を理解し、地域医療に従事する医師の役割および責任についての認識を深めることを目的に実施しています。
今年度は初の試みとして自治医科大学学生と合同で研修を行いました。
参加者は本学医学部地域医療枠1~5年生、自治医科大学医学部1~5年生、合計40名。
地域医療枠4,5年生と自治医科大学学生は22日(木)、23日(金)の2日間、8グループに分かれ、病院・診療所実習を行いました。
[実習先:高野山総合診療所、国保野上厚生総合病院、紀美野町国民健康保険国吉・長谷毛原診療所、日高川町国民健康保険川上・寒川診療所、田辺市大塔三川・富里診療所、白浜はまゆう病院、国保すさみ病院、那智勝浦町立温泉病院]
地域医療枠1~3年生は23日(金)、海南医療センター、有田市立病院、国保日高総合病院、社会保険紀南病院を訪問し、病院の説明やその病院で働く医師の話を聞き、その後院内の見学を行いました。
研修最終日の24日(土)、地域医療枠生はみなべ町にて病院実習発表会、国保北山村診療所所長 宮本恭兵 医師による講演会を行い、自治医科大学学生は和歌山市にて実習報告会を行いました。
研修終了後の学生アンケートには「診療所の先生の仕事を実際に見てその先生と話をすることで、何が必要なのか、何に苦労するのか等、学校にいるだけでは分からないことを知ることができた」「病院の様子や、今後どんな医療を提供すべきかについて学べた」「宮本先生のお話は、地域医療の現状をよく理解でき、とても参考になりました」などの感想がありました。
平成25年8月17日(土)12:30~17:00
地域医療枠、県民医療枠について理解してもらい、地域医療への関心を深めてもらうため、和歌山県立医科大学オープンキャンパスに参加し、説明を行いました。
今回のオープンキャンパスには310名の高校生が参加。
生協カフェテリアにて相談会も行いました。
平成25年7月12日(金)15:40~16:40
和歌山県立田辺高等学校を訪問し、県民医療枠、地域医療枠についての説明会を行いました。
受講者は教員の方々と生徒とをあわせて11名。
「救急科に入りたいと思っている。救急車で来た患者を処置する以外にどんな仕事をしていますか」「地域医療枠で入学したいと思っている。地域医療枠と県民医療枠で、卒後9年後に専門性でどのくらい差がでるのですか」「他の学部に行かず、医学部に行って良かったと思うことは?」などの質問がありました。
平成25年7月10日(水)16:00
和歌山県立向陽高等学校を訪問し、県民医療枠、地域医療枠についての説明会を行いました。
受講者は教員の方々と生徒とをあわせて11名。
説明を聞いて、どの入学枠で受験しようと思ったか意見交換を行いました。
平成25年7月10日(水)10:30~
平成20年度に県民医療枠、地域医療枠の第一期生として入学した学生が来春卒業を迎えます。
9年間の和歌山県内での研修に入る前に、和歌山県知事を訪問しました。
仁坂知事からは、県民医療枠、地域医療枠を設置した時の熱い想いを語っていただき、「みなさんは期待の星。」と、激励をいただきました。
平成25年7月1日(月)14:00~14:50
和歌山信愛高等学校を訪問し、県民医療枠、地域医療枠についての説明会を行いました。
受講者は教員の方々と生徒とをあわせて25名。
「和歌山県立医大が望む学生像とは」「推薦入試で県内募集とあるが、県内に住んでいないといけないのか」などの質問がありました。
平成25年6月28日(金)12:00~13:00
和歌山県立桐蔭高等学校を訪問し、県民医療枠、地域医療枠についての説明会を行いました。
受講者は教員の方々と生徒とをあわせて44名。
「一般枠で入学して、途中で県民医療枠や地域医療枠に変更することは可能ですか」「女性の場合、卒業後9年間の間に出産や子育てする場合はどうなりますか」などの質問がありました。
平成25年6月24日(月)16:00~16:45
近畿大学附属和歌山高等学校を訪問し、県民医療枠、地域医療枠についての説明会を行いました。
受講者は教員の方々と生徒とをあわせて31名。
「地域の病院で働くことの魅力、大変さを教えてください」「医師になるにあたって、勉強以外でやっておくべきことはありますか」などの質問がありました。
平成25年6月17日(月)16:30~
地域医療枠1年生~5年生を対象にセミナーを行いました。
夏に行う病院研修の説明、地域医療支援センターホームページの案内等を行いました。
出席者は24名で、病院研修に関するアンケートを実施したところ「研修先の先生に大学病院などとは異なる地域医療の診断のポイントなどを教えて頂きたい」「各病院での医療の現状を知りたい」「地域医療に携わっている人の医療現場を直接見たい」等の意見がありました。
平成25年6月14日(金)15:40~16:40
和歌山県立日高等学校を訪問し、県民医療枠、地域医療枠についての説明会を行いました。
受講者は教員の方々と生徒とをあわせて6名。
「卒業後、御坊で医師として働くにはどうしたらよいか」「医師となってから、自分の専門分野を決めるのはいつか」などの質問がありました。
平成25年6月12日(水)16:50~17:50
開智高等学校を訪問し、県民医療枠、地域医療枠についての説明会を行いました。
受講者は教員の方々と生徒とをあわせて35名。
「研究をしたいと考えているが、地域医療枠で入った場合、義務年限9年間の後研究をすることは出来るのか」「地域医療枠で入ってもドクターヘリに乗ることは出来るのか」などの質問がありました。
平成25年6月10日(月)16:15~17:15
智弁学園和歌山高等学校を訪問し、県民医療枠、地域医療枠についての説明会を行いました。
受講者は教員の方々と生徒とをあわせて50名。
「一般枠で入っても県民医療枠のように専門的なことは出来るのか」「地域医療枠を考えているが、へき地の病院で診療するのは大変か」などの質問がありました。
平成25年6月5日(水)15:45~16:45
近畿大学附属新宮高校を訪問し、県民医療枠、地域医療枠についての説明会を行いました。
受講者は教員の方々と生徒とをあわせて15名。
「地域医療枠は卒後9年間へき地勤務が義務となっているが、どんな意志をもって学生生活を送っていますか」「和歌山県立医大が特別に行っている地域への取り組みは何かありますか」という質問や遠隔支援システムについての質問もいただきました。
平成25年4月23日(火)14:30~
県民医療枠・地域医療枠の新1年生を対象に説明会を開催しました。
県民医療枠・地域医療枠それぞれの卒業後研修プランやカリキュラム、制度の説明等を行いました。
平成25年4月13日、14日
本大学において、ALSO(Advanced Life Support in Obstetrics)プロバイダーコースを開催しました。(和歌山県立医科大学産科婦人科学教室と当センターの共催。)
このコースは医師やその他の医療プロバイダーが、周産期救急に効果的に対処できる能力を身につけることを目的としています。
県内の医師、助産師等21名が妊娠初期の合併症、難産、妊娠の内科的合併症等について、レクチャーやシミュレーターを利用したワークショップを受講し、コースを修了しました。
平成25年4月5日(金)9:30~16:15
平成26年度採用研修医より「和歌山研修ネットワーク」が始まります。
(「和歌山研修ネットワーク」についてはこちらをご覧下さい。→和歌山県福祉保健部健康局医務課 http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/050100/rinsyo/kyougikai.html )
それに先駆け、県内臨床研修病院の平成25年度新規採用研修医を対象に「AHA-BLSヘルスケアプロバイダーコース」を開催しました。
成人および小児・乳児の心肺停止に対する初期対応を身につけるためのコースで、AEDを用いた心肺蘇生法や窒息の解除方法などを学びました。
今回は、和歌山県立医科大学附属病院、日本赤十字社和歌山医療センター、社会保険紀南病院、橋本市民病院、新宮市立医療センターの新規採用研修医合計85名が受講しました。