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医師を目指す方へ

医師を目指す皆さんを応援します!

 医師になるには、大学の医学を履修する過程で6年間学んだ後、医師国家試験に合格すると、医師免許を取得することができます。

 和歌山県立医科大学では、平成20年度学生募集から、国の「緊急医師確保対策」により医師不足の地域に勤務する医師養成枠として、「地域医療枠」「県民医療枠」を設置しました。

地域医療枠(※1)

和歌山県から修学資金が貸与される入学枠で、和歌山県内のへき地医療拠点病院及びへき地診療所等(以下「へき地医療拠点病院等」という。)で勤務する医師を育成するために、県の医療政策の一環として平成20年に設置されました。卒業後9年間(※3)のキャリア形成の一部を、へき地医療拠点病院等を中心に行うことを条件としています。
本学の教育理念に基づき、入学後から計画性と継続性のあるキャリア形成支援によって、医学者としての科学的探究心と、医療者として高い倫理観及び豊かな人間性を兼ね備え、プライマリ・ケアを実践し、高い総合的診療能力を有する医師及び医学研究者を育てます。そのため、学部在籍期間においては、大学院準備過程(M.D-Ph.Dコース)や、基礎配属及び臨床実習期間中の海外留学を推奨します。
学部教育からの連続性を重視し、医師法に則った初期研修は当大学附属病院で実施することとします。3年目以降は、当大学において後期研修を実施し、新専門医制度による専門研修プログラムを考慮しながらキャリア形成を支援します。県の地域医療政策に沿って、後期研修期間のうち5年間はへき地医療拠点病院等で勤務することとなります。
なお、卒業後9年間の研修期間中に、大学院博士課程への社会人入学制度等を活用することで、学位取得が可能となります。

◎将来、医師及び医学研究者として、和歌山県のへき地医療に貢献したいという強い意欲のある受験生を望みます。

◎卒業後は、県が策定するキャリア形成プログラム(※2)が適用されます。

◎へき地医療拠点病院等では、原則、内科での診療に従事します。

※1 「県民医療枠」及び「地域医療枠」は、卒業後9年間、和歌山県内でキャリア形成を行うことに同意する旨の誓約書を提出していただきます。また、在学中の各種書類において募集枠を明記する場合があります。

※2 医師が不足する地域における医師の確保と、医師の能力の開発・向上を両立しつつ、出産、育児等のライフイベント等のキャリア形成上の希望に配慮して対象となる学生(医師)ごとに作成するプログラム。

※3 「地域医療枠」は、貸与期間が6年間を超える場合、その1.5倍の期間となります。  

県民医療枠(※1)

和歌山県内の公的病院において地域医療に携わるとともに、医療・医学のリーダーとして活躍できる人材を、大学入学時から15年間一貫した卒前卒後教育によって育成します。本学の教育理念に基づき、入学後から計画性と継続性のあるキャリア形成支援によって、医学者としての科学的探究心と、医療者として高い倫理観および豊かな人間性を兼ね備え、地域社会に貢献できる医師・研究者を育てることを目指します。そのため、学部在籍期間においては、大学院準備過程(M.D-Ph.Dコース)や、基礎配属及び臨床実習期間中の海外留学を推奨します。
学部教育からの連続性を重視し、医師法に則った初期研修は当大学附属病院で実施することとします。卒後3年目以降については、当大学において、新専門医制度による専門研修プログラムと大学院博士課程教育とともに、海外留学等の機会の積極的活用によって、地域社会で活躍できる医師及び医学研究者としてのキャリア形成を包括的に支援します。
なお、卒業後9年間の期間中に、和歌山県で地域医療を実践していただく際の勤務先は、地域で中核的役割を果たす公的病院の中から、県の地域医療政策と選択した専門研修プログラムの双方を考慮して決定します。

◎将来、医師及び医学研究者として、和歌山県での地域医療の実践と先進医療の開発や疾病予防に励みたいという強い意欲のある受験生を望みます。

◎卒業後は、県が策定するキャリア形成プログラム(※2)の適用を受けることができます。

※1 「県民医療枠」及び「地域医療枠」は、卒業後9年間、和歌山県内でキャリア形成を行うことに同意する旨の誓約書を提出していただきます。また、在学中の各種書類において募集枠を明記する場合があります。

※2 医師が不足する地域における医師の確保と、医師の能力の開発・向上を両立しつつ、出産、育児等のライフイベント等のキャリア形成上の希望に配慮して対象となる学生(医師)ごとに作成するプログラム。

※3 「地域医療枠」は、貸与期間が6年間を超える場合、その1.5倍の期間となります。 



一般枠

   医師及び医学研究者を目指す一般的コースで、本学の教育理念に基づき、6年間の学部教育を行います。卒業後2年間は本学などの臨床研修病院において医師法に則った初期研修を行い、3年目以降は後期研修プログラムにより医師としての研鑽を積み、専門医や学位の取得を目指します。

⇒詳細は募集要項をご覧ください。

出前授業について

 和歌山県立医科大学では地元の小学校・中学校・高等学校に本学の教員が出向く「出前授業」を実施しています。学生の皆さんは日常学んでいる教室で、大学の先生の授業を聞くことができ、そこで学校では習っていないものに触れ、未知の世界に感動し、「医学・医療」に新たな興味を持っていただくことを目的としています。
 地域医療支援センターでは下記のようなタイトルで出前授業を行っています。

・医師の仕事

⇒出前授業の詳細はこちらをご覧ください。

修学資金について

1.和歌山県地域医療医師確保修学資金

 将来、県内のへき地の医療機関に勤務しようとする方で、公立大学法人和歌山県立医科大学 地域医療枠入学試験で入学した学生に対し修学資金が貸与されます。医師免許取得後、引き続いて修学資金貸与期間の1.5倍に相当する期間(最低9年間)を和歌山県が指定する公的病院やへき地の医療機関で勤務することによって、その返還が免除されます。
 入試日程、募集要項等詳しくは「公立大学法人和歌山県立医科大学ホームページ 学生募集要項」をご覧ください。

2. 自治医科大学 修学資金貸与制度

 自治医科大学とは、医療に恵まれない山村過疎地域などで働く総合医を育てるために、全国の都道府県が共同して設立した大学です。医学部の入学生には、入学金や授業料等の修学資金制度があります。卒業後、和歌山県知事の指定する公立の医療機関などで修学資金貸与期間の1.5倍(通常は9年間)の期間を勤務すると、返還が免除されます。
 卒業後は貸与金返還免除となるまでの間、原則県職員として勤務します。
 

3.和歌山県地域医師確保修学資金

 将来、県内のへき地医療機関や公的病院等の小児科・産科・麻酔科・救命救急センターで勤務しようとする方で、近畿大学医学部の和歌山県地域枠で入学した学生に対し修学資金を貸与します。
 修学資金貸与後、一定期間、知事が指定する公的病院やへき地の医療機関で勤務することによって、その返還を免除します。

※詳しくは和歌山県ホームページをご覧下さい。

4.和歌山県特定診療科医師確保研修資金貸与制度

 和歌山県内で不足する小児科、精神科及び救急科の病院勤務医を確保するため、公立大学法人和歌山県立医科大学 県民医療枠卒業医師で、これらの特定診療科を専攻し、その診療に従事する方に対して、研修資金を貸与する制度です。
 県民医療枠入学時の誓約期間(9年間)、県内公的医療機関で勤務することにより、貸与した資金の全額について返還が免除されます。

※詳しくは、和歌山県庁医務課(073-441-2610)までお問い合わせください。

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